2020年3月11日からYouTubeをはじめ、自転車の走行動画を撮影するときにinsta360 ONE Rを使用しています。
4K広角アクションカメラにも360度カメラにもなるということで興味をもたれているかたは多いのではないのでしょうか。
使用しているなかで感じたメリット・デメリットなど、主に自転車の走行動画やVlog的に使用したときの感想やレビューについてかいてます。
Contents
Insta360 ONE Rの感想&レビュー
まず、Insta360 ONE Rとはなんなのか短く紹介。
360度カメラに定評のあるInsta360社の新しいカメラ。中国に本社があるので中華製品だが、品質は高いので安心してよし。
特徴は
- レンズをつけかえて、4K広角アクションカメラにも360度カメラにもなる
- 本体だけで防水機能あり
- 360度撮影は手ブレ補正が最強、ほぼぶれない
アクションカメラとしての性能
まず、アクションカメラを選ぶ際にみておきたいポイントとして
- 画質・フレームレート
- 手ブレ補正
- 防水性、防塵機能
- 連続撮影時間
- 大きさ・重さ
- アタッチメントの豊富さ
- ディスプレイの有無
- 動画保存形式
などがある。Insta360 ONE Rは結構優秀で
画質・フレームレート | 4K広角:4K 360度:5.7K 高画質でも60fps対応 |
手ブレ補正 | かなり優秀 |
防水性、防塵機能 | IPX8、防塵は不明 |
連続撮影時間 | 最大70分間 |
大きさ・重さ | 120〜130g |
アタッチメントの豊富さ | GoProのアタッチメントを使用可能なので多い |
ディスプレイの有無 | 有 |
動画保存形式 | 独自形式・mp4 |
以上のように欠点が少ないのがポイント。(赤字は欠点)
ただし、実際の使い勝手というのはカタログスペックだけでは判断がつかないもの。
つぎに自転車走行中にアクションカメラとして使用したなかで感じたメリット、デメリットをお伝えする。
Insta360 ONE Rのいいところ
- 手ブレ補正が神
- 360度は万能
- 本体だけで防水なので急な雨も問題なし
- アップデートで改善が期待できる
手ブレ補正が神
動きの激しい動画を撮るさいに重要なのが手ブレ補正。
このInsta360 ONE Rの手ブレ補正はかなりスゴイ。もう手ブレの心配は皆無といった感じ。
実際、動画を見ていただけたら分かるが、地面からの振動でガタガタ揺れているはずだが全く影響なし。
動画がガタガタ揺れるだけで結構なストレスになるので、この手ブレ補正機能はかなりイイ。
360度は万能
アクションカメラを自転車にとりつけるさい、神経をつかうのがカメラの傾き。
もし下むきにセッティングしてしまった場合、ずーっと地面をうつすという最悪な結果になってしまう。
その点、360度ならあとから視点を変更できるのでなんの心配もいらない。
また、360度なら撮影者も一緒にうつることができる。
とくに自転車の走行動画などは前の風景だけうつしていても退屈なので、しゃべっている時は撮影者側をうつしてやると飽きない動画をつくれる。
欠点は視点をきめて平面の動画にするため編集の手間が生じること。
なお 360度の編集ってムズカシそうに思えますが、Insta360の編集アプリはかなり使いやすく、簡単に切り出せます。
本体だけで防水なので急な雨も問題なし
自転車にのっていると急な雨にふられることがある。そんなときにわざわざ防水ケースにいれなくていいのがメチャクチャいい。
防水ケースにいれると音声が全然はいらなくなるのはあるあるだが、そんな心配もいらないのだ。
下の動画は雨の中で撮影した。撮影日が雨になってしまっても全然問題なし。ただし、カバーを閉めるのでマイク端子が使えなくなる。
ちなみにこのあとナオッキィは電源部のフタをふっとばしてなくしたので、防水じゃなくなった(泣)。(→サポートに問い合わせたら購入できました!)
アップデートで改善が期待できる
実は発売当初、Insta360 ONE Rは起動するまで8秒ほどかかっていた。正直長すぎてイライラした。
しかし、前回のアップデートで起動時間が4秒まで短縮!こんな感じに、今はいまいちなところでもアップデートで改善される可能性がある。
とくにinsta360はユーザーの声をひろって改善することに定評があるので、まだまだ良くなっていく可能性は高い。
Insta360 ONE Rのイマイチなところ
- 連続撮影時間が短い
- 4K広角モジュールと360度モジュールの付け替えが結構面倒
- 録音の音質が微妙
連続撮影時間が短い
連続撮影時間は公式のデータによると70分と書いてある。ずーっと撮影したままでいたいひとにとっては結構短いかもしれない。
予備バッテリーさえあれば、もっと長時間撮影することは可能だが撮影中けっこう熱くなるのでそこが心配。
大容量バッテリーもあり
大容量バッテリーが発売され、容量は約2倍とのこと。うまくいけば2時間くらい連続撮影できるかもしれない。
ただし!マウントポイントが電池に直接ついており、激しいアクションをともなう動画撮影は控えてほしいとのこと。
自転車でつかうときは自己責任で。ポキっと折れちゃう可能性もあるからね。
4K広角モジュールと360度モジュールの付け替えが結構面倒
Insta360 ONE Rは専用のケースにいれることで各種マウントに接続できる。
なのでモジュールを交換しようと思うと
- ケースから取り外す
- モジュールを付け替える
- ケースに入れる
という過程が必要になり、ケースの出し入れがかなり面倒くさい。
なので、外で使用する場合は360度を使うならずっと360度を使用していたほうがストレスなく使用できる。
動画の音質が微妙
音質がちょっと微妙。音声入力モードが3つあるが自転車の走行動画を撮るとかんがえると
- ボイスブースト
→ガタガタ音、風切り音が入りすぎる - ノイズキャンセリング
→音声がかなり小さくなる - OFF
→全部うるさい
といった感じでコレといったモードがない。ならマイクアダプターを使うしかない!と思って買ってみたが…
マイク入力では音がメチャクチャ小さくなる
いやホントに小さいの、再生したら蚊の飛ぶ音ですか?みたいな。正直微妙なので、ここはアップデートでなんとかしてほしい。
ちなみに使用にたえうるマイクも見つけたので下で紹介させてもらってます。
現在の録音環境
試行錯誤をした結果、現在はこの「RODEワイヤレスマイク」を使用して走行動画を撮影している。
どうもInsta360 ONE Rのマイクはこいつを意識してつくられているらしく、相性が非常にいい。音声ボリュームもいい感じだ。
ただし、最初からついてくるケースには引っ掛けるためのコールドシューがないので、別途コールドシュー付きのケースを買う必要がある。
公式からもコールドシュー付きのケースが販売されているが、私が使用しているのは「Ulanz insta360 One R用 ケース」という金属製のケース。
これがなかなか良くて、カメラの取り出しもしやすい、ボタンも押しやすい、頑丈と満足のいく出来だった。欠点はコームジョイントに入れ込むとき結構硬い、そしてすこし重いということ。
機能したマイクもあり
先ほど、マイクアダプターを使用すると音量が小さすぎて使えないと言ったが、情報を探しているうちに「AGPTEK ピンマイク」ならそこそこ音をひろってくれるという情報を得た。
結構安いマイクなのでドブに捨てるつもりで購入したら・・・
他のマイクに比べて明らかにしっかり録音されていました。多少ゲインをあげる必要はありますが充分使用にたえます。Insta360 ONE R用のマイクを探している方はぜひ試してみてください。
昔していた工夫
わたしは長まわし撮影するとき、スマホの録音機能を使用していた。
動画編集時に音声のタイミングをあわせれば、けっこうクリアな音声になる。
欠点としては細切れに撮影する場合は録音のオンオフを何回もしないといけなくなるので面倒くさいということ。
Insta360 ONE Rの口コミ
ここで、わたしの意見だけでなく他のひとの意見もきいてみよう。某大手通販サイトの口コミを参照した。
いい口コミ
やはり、モジュールの切り替え可能なところや手軽な編集アプリが好評。
わたしはスマホの編集アプリを一切使っていないが、簡単に編集できるみたいですね。
イマイチな口コミ
たしかにわたしが買ったときも、アンドロイドの場合はmicroSDにアップデートのデータをいれないと接続できないという不便さがあった(iOSは問題なし)。
現在は改善されているかもしれない。
連続撮影の熱暴走は心配なところ、いちど検証してみてもいいかもしれない。
ナオッキィの総合評価
わたしの総合評価としては
やはり360度カメラとしての性能は高い。それだけでも価値がある。
そして、アクションカメラを持っていないひとにとっては、4K広角と360度切り替えできるという一粒で二度美味しいところがかなりいい。
連続撮影時間や音声に不満はややあるが、それを考えても買いの部類にはいる。
Insta360 ONE Rは進化する
以上、かんたんにInsta360 ONE Rの紹介をさせていただきました。
まだまだアップデートで進化していくはずなので、欠点は解消されていくはずです。
アクションカメラを購入予定の人はぜひ候補にいれてみてください。