今回は、今売れ筋ナンバーワンの折りたたみe-bike、デイトナ(DAYTONA)DE01に試乗させていただいたのでインプレや詳細な情報を紹介いたします。
動画でも解説しているので、記事を読むのが面倒な方は動画をご覧ください。
Contents
デイトナ DE01
こちらのおしゃれなミニベロタイプの自転車、実は電動アシスト付きなんです。
この様に折りたたむこともできます。
そして、今回試乗させてくださった『ローロサイクルワークス大阪』さんでは、なんと折りたたみ電動アシストバイクの中で売上No.1とのこと。
ということで早速、このデイトナ DE01について見ていきましょう。
DAYTONA(デイトナ)とは
デイトナは1972年4月に設立され、静岡県に本社を置いています。
もともと自動二輪用のパーツ、部品の開発販売を行う会社でしたが、現在はその技術力を活かし、『Daytona PotteringBike』という名で電動自転車の製造にも取り組んでいます。
DE01の基本スペック
- 発売日
- 価格
- カラー
- 適応身長
- 折りたたみサイズ
- ドライブユニット
- 最大走行距離と装備
- 重量
DE01 | |
発売日 | 2015年 |
価格 | 174,800円(税込) |
カラー | 5種 |
適応身長 | 145~185cm |
折りたたみサイズ | 87.5×39×67.5 |
ドライブユニット | 不明(おそらく自社製?) |
最大走行距離と装備 | 約50km(装備は後に記載) |
重量 | 約17.8Kg |
発売日
2015年
少し古いモデルかなという印象は受けますが、しかし現在でも売上No.1ということなので、根強い人気がうかがえます。
価格
174,800円(税込)
折りたたみe-bikeであり、そこそこの性能であることも考えると、妥当な値段かなと思います。
他に10万円を切るようなe-bikeも他社から出ていますので、もし興味がありましたらぜひこちらも合わせてご覧ください。
カラー
写真の5色が展開
色の選択肢が少ないメーカーも意外に多い中、これだけあれば十分だと思います。
適応身長
145~185cm
185cmを超えている方はあまりいないと思いますので、これについても十分でしょう。
折りたたみサイズ
87.5×39×67.5㎝
折りたたみ電動アシストバイクとしては結構コンパクトになります。
私も乗っているBESV、そして有名メーカーTern S10と比べても遜色ありませんし、電車輪行、旅行先で乗るために車にも積みやすいサイズです。
折りたたみ方法は中央で二つ折りにするタイプ(折りたたみ状態を維持するロック機構等はなし)です。
ドライブユニット
メーカーは不明
これについては記載がないため、不明です。
最大走行距離と装備
最大走行距離は50km、変速9段
外装式9段(台湾マイクロシフト社製)の変速を備えているので路面の変化にも対応しやすいですね。
ブレーキは前後Vブレーキ(TEKTRO社)のもの、タイヤ幅は20×1.5インチのもので約4センチほどありますので、街乗りなら十分です。
ちなみにバッテリーは容量約280Wh、充電時間4~5時間なので割と早く充電できますね。
しかもご覧の通り、革調のバッグに入って非常におしゃれに作られていることに加えて、非常時には取り外して携帯充電等のモバイルバッテリーとしても使用可能です。
重量
約17.8Kg
結構軽い部類に入ります。
先程折りたたみサイズで比較したバイクと比べても遜色ないです。
当然バッテリー容量やドライブユニットの機能を削った上での軽量化だと思いますが、街乗りや普段のちょい乗りと割り切るならば、パフォーマンスのバランスが取れていると思います。
オススメポイント
実際に試乗した上でのオススメポイントを紹介します。
漕ぎ出し
電動アシスト自転車の重さを感じるのは漕ぎ出しなのですが、しっかりアシストが入り、かなりスムーズに漕ぎ始めることができました。
電源ONからスタートまでの簡単さ
後ろのバッテリーの電源を入れることで、すぐに出発できます。
これはモード切り替え機能がついていないからです。
私の使っているBESV PSF1だと、電源入れる、自転車を起動する、モードを選択する、出発という手順が必要なので、その煩わしさがないのはいいところだと感じました。
オートモード
DE01には、モード選択(パワー・エコモード等)機能がありませんので、状況におうじて自転車側がある程度オートで調整してくれるようになっています。
何も考えなくてもよい分、通勤、通学など移動だけが目的の場合は楽でいいと思います。
オシャレ
とにかくカラーバリエーション豊富かつ見た目や造形がオシャレなので、電動自転車のゴツい風合いがありません。
なので街乗りでも違和感なく使用できるのが嬉しいです。
アシスト力
アシスト力についてはオート調整なのでこちらでの変更はできません。
しかし上記の通り、漕ぎ出しも軽かったですし、走行中もアシスト力が落ちたり、不足している感覚はなく必要十分だと感じました。
ただ、激坂登坂はしていないのでそこは保留です。
イマイチポイント
シフター(コンポ)
マイクロシフトのシフターを搭載していますが、これがややちゃちい感じで、使用感としてもクリック音など安物感がいなめないです。
やはりコンポがSHIMANO製であることの安心感にはかてませんね。
しかし変速機能自体にはなんの問題もありませんでした。
付属装備
泥除け、ライトといった通勤通学にあったほうが良い、または必要な装備はついていません。
ブレーキ
ディスクブレーキではなくVブレーキです。
ディスクブレーキならよかったのですが、Vブレーキではやはりディスクにくらべて圧倒的に制動力や、ブレーキコントロールの容易さに差が出ます。
雨の日など制動力が落ちる場面ではあまり期待できないと思います。
パンク修理が面倒
パンク時にホイールをクイックリリースのように簡単には外せません。
リアドライブ型(モーターがクランク部ではなく後輪のハブ部分に内蔵)を採用していますので、後輪を外すために特殊な工具が必要になります。
個人で気軽に持ち歩くようなサイズではないそうなので日常使用していれば、結構ありえるパンクへの不安感はあります。
折りたたみ時、持ちづらい
折りたたみ状態を維持するための磁石等ロック機構がないため、工夫して持たないとパカッと開いてしまいます。
そして折りたたみ状態でもちょっと車輪が左右に開き、ハの字になるのでコロコロ転がして運ぶというのもやりにくいです。
DE01はどんな人に向いているか
乗り心地やアシスト力も問題なく、値段もそこまで高過ぎないので、日常使いしたい方にはおすすめですね。
一方、ロングライドにガンガン行きたい!という方にはアシスト距離や、モード切替がなく山越え時などでハイパワー等選択できない点であまりおすすめはできないかなと思います。
DE01X
今回は詳しく紹介はしませんが、DE01にはDE01Xという上位モデルが存在しますので軽く触れておきます。
スペック
- 価格
- アシスト可能距離
- 変速
- ブレーキ
- 重量
DE01X | |
価格 | 26,1800円(税込) |
アシスト可能距離 | 約70km |
変速 | 外装10段(SHIMANO製シフター) |
ブレーキ | 前後ディスクブレーキ |
重量 | 約17.2Kg |
簡単に言えば、DE01のパワーアップバージョンです。
しかしお値段もパワーアップしているので、今回はスペック紹介に留め、通勤通学、街乗りを十分にこなせるであろうDE01に焦点をあてました。
やはり価格とのバランスは大切ですし、手頃な電動アシストバイクも紹介していますので、興味のある方はぜひ御覧ください。
最後に
この自転車は総合的にみて結構信頼できるものだと感じました
用途をよく考えて、購入しようという方に十分おすすめできるものですので、検討してみてはどうでしょうか。
乗り味、アシスト、装備と価格のバランスが上手く調整されており企業努力を窺い知る事のできる良いバイクだったと思います。
ということで、今回の『デイトナDE01』のレビューを終わりたいと思います。