今回はTREKのE-BIKE Vreve+をレンタルし、淡路島を走ってきたのでその感想やVerve+の基本的な性能について説明させていただきます。
Contents
TREKのE-BIKE Verve+はロングライドに最適だった
最初に言っておくと、Verve+をわたしはかなり気に入りました。なぜかというと・・・
- 見た目がカッコいい
- 700x42cのタイヤは安心感◎
- 時速25キロ以上しっかりでる
- 航続距離はメーカー記載より長い
予想以上に見た目はいいし、しっかり走るバイクだったんですよねぇ。
まずはVerve+の基本性能や装備を確認しましょう。
Verve+の基本性能や装備
2018年にTREKから発売されたE-BIKE。
お値段231,000円(税抜)とE-BIKEにしてはお手軽ながら、通勤からロングライドまで幅広く活用可能なユーティリティバイク。
ドライブユニットはBOSCH
ドライブユニットはBOSCHのActive Line Plus(アクティブラインプラス)。最大トルクが50Nmであり、しっかりしたパワーでアシストしてくれます。
ちなみにBOSCHはPerformance Line CXというドライブユニットもありますが、こちらはeMTB向けで最大トルクが75Nm。
街乗りや普通のロングライドならActive Line Plusで充分だと思います。
BOSCHのドライブユニットについて詳しく知りたい方は公式ページへどうぞ。
バッテリー&航続距離
バッテリーはBOSCHのPowerPack 300(容量300Wh)。予想航続距離は以下のようになっています。
- Turbo:40km
- Sport:50km
- Tour:70km
- Eco:100km
最近ではPowerTube 500(容量500Wh)というバッテリーも出てきているので、容量が多い方ではないですが航続距離は充分だと思います。
その他特徴
その他の特徴を軽くまとめておきますと…
- 見やすいディスプレイ
- ハンドルはフラットバー
- タイヤ径は700✕42c
- 油圧式ディスクブレーキ
- 泥除けフェンダーあり
- キックスタンドあり
- コンポーネントはSHIMANOのALIVIO
Verve+とVerve+2の違い
2019年に発売された後継機のVerve+2との違いを簡単に言っておくと
- カラーがシルバー
- ステムが可変式
- サスペンション機構付きサドル
- チェーンガードあり
- キャリア標準装備
- タイヤ42c→45c
- 小型ディスプレイ
- フォークがストレート
- コンポーネントがすこし違う
など細かい変更がある。全体的に街乗りや初心者を意識した感じに変化しており、快適性を重視している。ドライブユニットやバッテリーは同じ。
値段は269,000円(税抜)とVerve+に比べて38,000円も高い。新しい機能に魅力を感じなければVerve+で問題ないと思う。
Verve+をレンタルして分かった利点
最初にもいいましたが以下のような利点があります。
- 見た目がカッコいい
- 700x42cのタイヤは安心感◎
- 時速25キロ以上しっかりでる
- 航続距離はメーカー記載より長い
見た目がカッコいい
このVerve+はカッチョいいんですよ!黒地に青文字でTREK…映えます。
700x42cのタイヤは安心感◎
タイヤ径が42cと太めです。ロードバイクなら23〜28cあたりが標準ですよね。
タイヤ径が太いとダウンヒルの安心感が半端なかったです。ちょっとしたグラベルロードにも入っていけますし、楽しみ方が増えそうです。
ちなみにE-BIKEはタイヤの太さを変えると外周長が変わるので太さは変えないほうが無難です。外周長が大きくなる(タイヤを太くする)と時速24km以上でアシストかかり道路交通法違反、小さくする(タイヤを細くする)分には一応問題なしだが型式認定から外れるかも。
時速25キロ以上しっかりでる
そう思うかもしれないですが、アシストにより漕ぎ出しが軽くスピードに乗りやすいという利点があるので意外とスピードがでます。
流石にロードバイクほどスピードはでないですが、時速25km以上余裕ででます。
航続距離はメーカー記載より長い
これが驚きなんですが、思ったよりも長い距離を走ることができます。
メーカーが記載している航続距離は「自転車協会が定める標準パターン」で測定されたものです。
実際に乗ったときは時速24km以上でアシストがきれますし、思ったより走行距離がのびます。
淡路島のレンタサイクル店員いわく、自転車に乗り慣れているひとなら淡路島一周(150km)しても20%前後バッテリーが残っていることが多いとのことでした、すごいですね。
Verve+のイマイチなところ
そこまでイマイチなところはないのですが、ぼくがケチをつけるなら
- 長距離はドロップハンドルがいい
- バッテリーが外付け
長距離はドロップハンドルがいい
やっぱり長距離を走るにはフラットバーハンドルよりいろいろなポジションがとれるドロップハンドルが好きですね。
クロスバイクモデルなので仕方ないですが。
バッテリーが外付け
バッテリーが外付けタイプなので見た目がまさにE-BIKEって感じです。
最近はダウンチューブ内蔵型のバッテリーが出始めているので、デザイン性ではすこし劣ります。
でも、E-BIKEのなかではかなりカッコいいですけどね。
↑はBESVのバッテリーダウンチューブ内蔵型E-BIKE、メチャかっこいい…。
正直不満はほぼなし
購入して長く使用していると新たな不満があるかもしれませんが、現時点では優秀なE-BIKEだなぁと思いました。
淡路島で試乗してきた様子【試乗レビュー】
淡路島の道の駅東浦ターミナルパークにあるシクリズムアワジさんでVerve+をレンタルしました。
北部の山岳地帯を60km、合計獲得標高800mほどのサイクリングに行ってきます。
標高300mのヒルクライムも楽ちん
すこし走ると標高300mのヒルクライムがはじまりました。
ギアを軽くしてペダルを回します。すこしスピードが落ちるとアシストがグイッと入り、安定したスピードで坂を登ります。
ECOモードで登るのはしんどかったですが、TOURモードなら普通にグイグイ登ってくれました。超楽ちん。
街なかの平坦を走る
ヒルクライムも終了し、街なかの平坦区間を走ります。
信号待ちがところどころありますが、漕ぎ出しが軽くスピードに乗りやすいことに驚きました。一度スピードが出てしまえばアシストの切れる時速25km以上で維持するのも難しくなかったです。
再度ヒルクライム開始
街なかを通り抜け、またしてもヒルクライムです。
ほぼTURBOモードで走りました、TURBOなら坂道でも楽に時速14〜15kmくらいでますね。
道の駅に帰還
60km走って道の駅に帰還です。電池の持ちをみるために、ほぼSPORTかTURBOで走っていましたが結果はいかに…
電池は表示3つ分残量あり、TURBOでもまだ25km走れますしTOURなら35kmもいけるみたいです。
Verve+欲しくなったぞ
以上Verve+の解説と試乗レビューでした。
E-BIKEの購入を検討している方は是非候補にいれてみてください。コスパは悪くないと思います。
詳細な旅行記や実際の様子を下の記事やYouTubeにもあげているので、そちらも参考にしてください。