この記事では、初心者が滋賀県大津市にそびえる武奈ヶ岳にチャレンジした様子を、コースの記録とともに書いています。
最初に感想を言ってしまうと、坊村ルートは
- 初心者でも十分チャレンジ可能
- 景色も素晴らしいルート
でした。これから武奈ヶ岳に登る予定の方は、参考にしてください。
Contents
書いてる人の紹介
実は私、以前から登山に興味がありまして…
そのチャレンジの様子をこのブログで紹介していこうと思っております。
ただ!私!アウトドアはロードバイクしかやったことがない!
アウトドアアイテムも!ロードバイク関連のものしかない!
そんな私が、装備を揃える事も含め、ゼロから始める異世界登山記です。
よろしくお願いします!
初心者ながら登山行程を考える
まず決めなければならないのは、どの山なら初心者でも無難に登れるかどの山を登ってやろうか?ということ。
考えた結果、滋賀県の武奈ヶ岳にチャレンジしてみることに!
”日本二百名山”にも選ばれてるんだって!あの有名な”日本百名山”には入ってないことは言っちゃだめだぞ!
武奈ヶ岳に決めた理由
- 標高が1000m程度で難易度が低い
- 家から1時間足らずで行けるアクセス
- 登山口に無料駐車場がある
- 紅葉がきれいとの噂!
現実的な話として、標高は重視しました。
標高が低いと、登って降りてくるまでに時間もかかりませんし、特別な装備もいりませんからね。
登るルートは坊村ルート
登る際は坊村からのルートを採用。
ブログやTwitterをみていると、このルートがどうも一番初心者向けらしいです。
いまはSNSで情報が溢れていますからね、積極的に情報収集しましょう!
装備はありあわせでチャレンジ
装備はとりあえず持っているものベースで揃えました。
ちなみに足元は、愛用のアディダススニーカーです!
スニーカー含めた装備については、振り返り編で反省するので、よければあわせて見てみてください!
(ほんとに書き上げられるのか、俺?)
いざ武奈ヶ岳へ!
11月、秋雨前線を乗り越えてやっと晴れた週末…待っていたぜ、この時を…!
早起きして、いざ登山に出発です!
コンビニで食料を調達
まずはコンビニで昼ご飯を調達。
昼ごはん、おやつ、水分(500ml×4本)を確保!
水分は計2L分用意しました。
そこそこ登山経験のある先達が、「日帰りなら水分は2Lくらいかな~」と言っていたのを参考にしました。最初だからね!何も分からないんだよね!
とりあえずこれで行ってみよう!
無料駐車場の思わぬ落とし穴
ルート確認とかしてたら、家を出るのが遅くなってしまった…
スタート地点近くの駐車場坊村・葛川市民センターに到着したのは10時過ぎ。
しかし着いてみると…
「車がいっぱいで止められねぇ!(絶望)」
キャパは30台くらいなんですけど、軽く50台くらい止まってるんですよね。
ちょっとした空き地にも止めてるうえに、普通1列で止めるところも律義にキチキチに詰めて2列で止めてんの。どんだけここに止めたいねん!
結局、端っこの山際に1台分空いているのを見つけたので、なんとか駐車できましたが、軽のスペーシアでギリギリの幅でした。
自分は正直ラッキーだったと思うので、車で行く人はもっと早めに着くよう予定を立てましょう。
まずは地主神社にお参り
さて、無事車も止めることができたので、リュックをしょっていざ出発!
坊村側の登山口のすぐ脇に地主神社(じしゅじんじゃ)なる神社があったので、ご挨拶と安全祈願にお参りします。
(無事に帰ってこれますように…)
入山ポストに登山計画書を投函
また、神社のすぐ横に入山ポストが立っているので、そこに登山計画書を入れます。
よこの掲示板をチラッと見ると…死んでる…
気をつけねば…
坊村登山口からの急斜面
橋を渡っていよいよ武奈ヶ岳登山スタート!
さぁ頑張るぞ!まずは体慣らしながら登るか~、どんな感じなんかな?
っていきなりクライマックスすぎません!?!?
あまりの急斜面!細い道!ここ登っていくんですか!?
はじめての登山の洗礼にびっくりしながらも、登っていきます。
かなり斜度がきつく、駅の階段を2段飛ばしの高さで登っている感じ!
(この地面の傾き具合、伝わるかな?)
地面にはうっすらと登山者のあとが残っているので、それに従って道なき道を進んでいきます。
分かれ道やわだちが消えているところは、木にリボンが巻いてあるので、リボンの巻いてある方向に進んでいきます。
武奈ヶ岳のブナ林
斜面を登り終えてブナ林へ!
急斜面を登り続けて約30分…
「ちょっと武奈ヶ岳さん!?頂上まだぁ!? もう向かいの山のてっぺんと同じくらいのところまで登ってるんですけど!」
と心の中で文句を言っていたところ…(ちなみにこの文句は登山ナメすぎです)
ちょっと雰囲気が変わってきました!
ちょっと斜度がなだらかになり、楽に歩けるようになってきました!
楽に歩けるようになると、いろいろなことを楽しむ余裕も出てきますね。
倒木や大きな岩を越えて登らなければならないところもあり、アスレチック感が面白い!
ノリノリでブナ林を目指します。
ブナ林を散策
さて、登り始めて1時間。
今までは岩!倒木!落ち葉!って感じでしたが、周りの木の雰囲気も変わってきました。
あら急にきれい!
このとき、下界はまだ全然紅葉が進んでなかったのですが、山の上は進んでますね。
きれいに黄色く色づいている林の間を歩くのはキモチイイ!
空気が澄んでいて、深呼吸するだけでもリフレッシュした気持ちになれます!
ちらほら休んでいるグループも見ます。わかるよ、気持ちいいもんね!
御殿場山山頂に到着!
さてさて、登山開始から1時間半。
お昼を過ぎた頃に、御殿場山の山頂に到着しました!
(こんな写真しか残ってなかったけど、けっこう山頂感あるんです 汗)
御殿場山の山頂まではめちゃくちゃ歩きやすい道で、頂上まではあっという間でした。
これくらい高いところだと、植物の背が低いんですね。
おかげで、尾根ぞいに歩いている時の眺めは、遠くまで見渡せてめちゃくちゃ良かったです!
武奈ヶ岳の山頂はもう少し先だった…
ただ、私、実はこの時
ここ(御殿場山山頂)が武奈ヶ岳の頂上だと思ってたんですよね。
でも、「山頂についたし、ご飯食べるか」と思い、腰を下ろしておにぎりを食べていると…
「もぐもぐ…おや…あっちにもうちょい高い峰があるな」
「なんて山だろう、武奈ヶ岳って連峰だったはずだから、武奈ヶ岳じゃない他の峰かな」
「禿げてるし、見た目結構遠い…」
「でも…予定よりだいぶ早く山頂まで来れたし(勘違い)、
まだまだ体力残ってるし(当り前じゃ)、
登山楽しいし(せやな)、
あそこまで行って帰ろう!(結果オーライ!)」
というわけで、無事(?)武奈ヶ岳山頂に向けて出発!
こうならないために、皆さんは、
- 事前に地図を見てイメージを膨らませておくこと
- 標識をよく確認すること
を心掛けてくださいね!
武奈ヶ岳山頂へ進む
ワサビ峠(ワサビ沢)
さて、御殿場山を出発し、ワサビ峠を通って武奈ヶ岳山頂を目指します。
ワサビ沢あたりから、石や岩が増え、景色も白っぽくなってきました。
緑や黄色に彩られていたブナ林とはかなり雰囲気が違いますが、これはこれでイイ!
地面の白と、植物の濃い赤や茶色のコントラストがすごくキレイです。
「沢」とついているのは白い道を川に見立ててるんでしょうかね。
尾根沿いを一直線
ワサビ沢を抜けると、本格的に岩だらけになります
でもそんな岩々の奥には・・・
頂上まではもう一本道!
少しづつ、ですが確実に、近づいていきます。
ただ、山頂に近づくにつれ岩が多くなってくるので注意が必要です。
場所によっては地面が石だらけで足をとられそうになることも。
時には手も使いながら、慎重に登っていきます。
し…死んでる…
これが武奈ヶ岳山頂からの景色だ!
そんなこんなで、登山開始から2時間20分
武奈ヶ岳山頂に到着!!
これが山頂からの景色だ!!
やったぜ!
その後は来た道を戻り、トータル4時間30分ほどで駐車場に戻ってきました。
初登山を振り返って
今回、私にとって初めての登山でしたが、本当に楽しかった!
まずなによりも良かったのが、自然を五感で感じられたところ。
景色が変わっていく様を楽しめることはもちろんですが、
踏みしめる地面のふわっとした感覚、
手をついた岩のひんやりした感触、
肌に当たる風、
肺に吸い込んだ空気の清々しさなど…
どれも普段のサラリーマン生活の中では味わえない感覚です。
あと、やっぱり身体を動かすのは気持ちがいいですね。
ロードバイクより寒さ対策もしやすいですし、来年暖かくなる前に、また何回か山に登りたいな。
…
以上、初登山(&初ブログ)記事でした!
私の感じた登山の楽しさを少しでもシェアできたのなら幸いです。ここまで読んで頂きありがとうございました!
おまけ:帰りはてんくうの湯で疲労回復
疲れた足をゆっくり伸ばしてリラックス…最高!