みなさんE-BIKEはダイエットになるのか興味ありませんか。
E-BIKEといえば楽に走れるというイメージがあり、あんまり運動にならないんじゃないかと思うのも分かります。
この疑問を解決するためにシマノが面白い実験をおこなっていたので、わかりやすく解説させていただきます。
E-BIKEはダイエットになるのか
最初に結論をいっておきます。
結論:ダイエットになるが、ものすごく効果的とまでいえない
そうなんです、ダイエットになるのですがメチャクチャやせるかといわれたらそんなにやせません。
しかしガッカリしないでください、E-BIKEには運動を習慣づけるという重要な役割があるのです。
動画でしっかり説明していますが文字で読みたい人は読みすすめてください。
シマノの実験
シマノがおこなった実験を紹介します。
図のような1周2.6kmのコースをE-BIKEの各モードで走ったときにどれくらいの運動強度になるかを調べた実験です。
- コース:1周2.6km(キツい坂×2、ゆるい坂×1を含む)
- 被験者:25~64歳の健康な成人男女88名(男性69名+女性19名)
- 実験内容:3種のアシストモードごとに、心拍数と筋活動を測定
出典:シマノ
%HRRについて理解しよう
まず実験結果をみる前に%HRR(パーセントエイチアールアール)について理解しましょう。
%HRRというのは%心拍予備といって、どれくらい強い運動なのかという基準につかわれています。詳しい説明は動画をみていただいたほうがわかりやすいのですが、1%〜100%の範囲であらわし
- ダイエットゾーン:50-60%
- 脂肪燃焼ゾーン:40-60%
くらいといわれています。だいたいこれくらいの数値があればダイエット効果があると思ってもらったらいいです。
では実験結果をみていきましょう。
運動強度の比較
- キツい坂1と2、ゆるい坂3では脂肪燃焼効果あり
- 平地でも歩行時より運動強度が高い
キツい坂1と2ではいずれも%HRRが50%を超えるくらいのデータがでており、しっかりと脂肪燃焼効果あるといえます。
ゆるい坂3ではキツい坂にくらべてさらに%HRRが高くでています。これは恐らくキツい坂よりスピードがでており、アシスト比率が低い状態(スピードがあがるとアシスト力が減る)であったのも関係しているのではと思います。
平地に関してはアシスト中、弱モードでかろうじて%HRRが40%を超えるという値ではありますが、歩行にくらべると充分高い効果がありました。しかし、脂肪燃焼ゾーンにはいるほどではありません。
筋活動の比較
キツい坂1と2ではなんとスクワットとほぼ同等の筋活動がみられており、ゆるい坂3では8割、平地でも6−7割の筋活動です。
よってe-bikeでもしっかりと足の筋力を鍛えることができるという嬉しい結果となりました。
e-bikeの利点
実験により、e-bikeでも運動になることは分かったのですがe-bikeの利点はそれだけではありません。
なにより重要なのは運動習慣のキッカケになるというところです。
「e-bikeなら乗ってみようかな」とか「e-bikeで少し体力ついたから、なにか始めてみようかな」といった感じに次の行動へつながる可能性がおおいにあります。
まとめ
- e-bikeは坂道を走るとダイエットになる
- 平地ではダイエット効果が薄いが歩くより高い
- 運動習慣をつくるキッカケになる
これを気にあなたもe-bikeで運動を始めてみませんか?
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