こんな悩みを持っていませんか。
この記事では「坂道がキツすぎる!」を解消する2つのカスタムを紹介します。きっと坂道が好きになれるはずです。
Contents
坂がキツイ&登れないならこのカスタム!
最初に結論からいいます。坂がキツイならこの2つのカスタムを試しましょう。
- スプロケットを11−34Tにする
- クランクをGRXにかえる
この2つのカスタムによって、坂道は劇的にラクになります(スピードはでないけど)。
「なにを言っているのか分からん!」というかたは、詳しく解説していくので安心してください。
動画でも解説しています
読むのが面倒くさい!というかたは動画で解説しているので参考にしてください。
ギア比を知ろう
まず最初に理解していただきたいのが、ギア比という数値です。
大丈夫です笑、簡単なことなので。
ギア比というのはクランクを1回転させると後輪が何周するかをあらわした数値です。
例えばクランクを1回転させて、後輪が6回転するならギア比は6.0。
クランクを1回転させて、後輪が1回転するならギア比は1.0です。
惰性でまわるのは考えないでください。
ギア比が低いほどペダルは軽くまわせます。
ギア比の計算
ギア比の計算は図のとおり
前ギアの歯数 ÷ 後ろギアの歯数 =ギア比
です。
ギア比が1.21ということは、クランクを1回転させると後輪が1.21回転するという値です。
前置きはここまでにしてカスタムの話にはいりましょう。
スプロケットを11−34Tにする
スプロケットを11-34Tにすることで、ギア比を低くできます。つまり軽い力でまわすことができます。
必要なもの
- 新しいチェーン
- ロングケージのリアディレイラー
- 11-34Tのスプロケット
新しいチェーン
まず、チェーンは長くする必要があるので新しいものが必要です。
ロングケージのリアディレイラー
11−34Tのスプロケットを使用するにはそれに対応しているリアディレイラーを使用しなければいけません。
リアディレイラーにはショートケージとロングケージがあり、ロングケージであれば大丈夫です。
基本的に11-28Tや11-30Tのスプロケットが最初からついていたらショートケージ、11-32Tがついていたらロングケージだと思ってください。
Di2とケーブル式で変わるので、分からなければ自転車ショップに聞きましょう。
対応しているものとしては、いまのところアルテグラ、105、GRXですね。
11-34Tのスプロケット
スプロケットも新しく購入が必要です。
シマノからはアルテグラグレードの「CS-HG800-11」105グレードの「CS-HG700-11」がでていますね。
費用はどれくらい
僕が105グレードで交換をお願いしたときは15000円ちょいくらいはかかったと思います。
アルテグラDi2のほうはさらにかかった気がしますが忘れました笑。
お金はかかりましたが、その価値のあるカスタムでした!
クランクをGRXにかえる
クランクを46-30Tか48-31TのGRXに変更することで、ギア比を低くできます。
うえの計算でいうところの分子を小さくする方法ですね。
必要なもの
- GRXのクランク
- GRXのフロントディレイラー
- チェーンカット
GRXのクランク
フロント2枚のクランクは2種類あります。
- 105相当のFC-RX600-11(46-30T)
- アルテグラ相当のFC-RX810-2(48-31T)
クランク長は自分の好みのものを選びましょう。
GRXのフロントディレイラー
GRXのクランクに変更するとフロントディレイラーもGRXに合わせないといけません。
チェーンカット
お金はかかりませんがチェーンをカットして短くする必要があります。
費用はどれくらい?
実際にGRXクランクに交換した、自転車ブログ「じてりん」運営者のtakeさんにお聞きしたところ
工賃含めて2万円くらい
とのことでした。
takeさんのブログ記事「【シマノGRX】グラベル用コンポに交換してみた|軽いギヤで登り坂がラクになったよ!」もすごく参考になるので是非ごらんください!
坂道をもっと楽しよう
以上、坂道をラクにするカスタムについての解説でした。
お店に頼まず自分でカスタムも可能なので、ぜひチャレンジしてみてください。