自転車旅の必須アイテムとも言える、キャンピングマット。
正直いろいろありすぎて、どれがいいのか分からないですよね。
マットについてぜんぜん知らなくても、これを読めば大丈夫です。
Contents
そもそもマットは必要?
自転車旅をするにあたって、これだけはあったほうがいいという道具は
- テント
- マット
- 寝袋
この3つです。
しかし、「寝袋があれば最悪マットいらないんじゃね?」と思うひとがいるかもしれませんが、それは大きな間違い。
マットの役割
マットの役割
- 地面の凸凹をやわらげる
- 地面からの冷気をやわらげる
おもにこの2つの役割が重要です。
地面の凸凹をやわらげる
毎日フカフカな芝生でキャンプできればいいですが、当然そうもいきません。
石ころがころがった場所やコンクリートの上でキャンプをすることもあるでしょう。
そんなところをマットなしで寝るのはかなりツラいです。
地面からの冷たさをやわらげる
地べたで寝ることってあんまりないと思いますが、かなり冷えます。
この冷えが睡眠をジャマするのです。
マットでしっかり冷気をやわらげてあげましょう。
自転車旅における睡眠の重要性
自転車旅は体力の回復がかなり大事です。
そのためには睡眠でしっかり回復する必要があります。
マットをケチればそのツケがまわってくるので、しっかり用意しましょう。
マットの種類を解説
おもに4種類に分かれます。
- 銀マット
- ウレタンマット
- エアーマット
- インフレーターマット
それぞれのメリット、デメリットを表にしてみました。
メリット | デメリット | |
銀マット | 安い 軽い |
かさばる 寝心地いまいち 断熱性低い |
ウレタンマット | 軽い 耐久性高い 断熱性そこそこ |
かさばる |
エアーマット | 軽い コンパクト |
寝心地いい(好みあり) 穴が空くと使えない |
インフレーターマット | 高い やや重い |
寝心地いい 断熱性高い |
どの種類がおすすめか
どれがいいのかは人によりますが、なんとなくのイメージでいわせてもらいます。
- 銀マット
できるだけ節約して日本一周いくぜ!
という学生タイプ - ウレタンマット
お金はある程度あるし、日本一周(長期)にいくぜ!
やせ型でないタイプ - エアーマット
お金はある程度あるし、一ヶ月(短期)ほど旅にいくぜ!
やせ型タイプ - インフレーターマット
道具に妥協はない、快適性重視タイプ
なんとなくこんな感じで思ってもらったらいいです笑。
それぞれのマットを価格順に比較
マットの必要性、種類が分かったところで紹介をさせていただきたいと思います。
銀マット
安い、軽い、旅してる感がでるのが銀マット。いまだに根強い人気。
【CAPTAIN STAG】
シルバーキャンピングマット(Sサイズ)
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ 通称:鹿番長)は日本のアウトドアブランド。
低価格、高品質な商品をあつかっていることで有名。この銀マットも現在1000円を切っている。銀マットのデメリットは、丸まった状態でかたちがついてしまうことやクッション性、断熱性もほかにくらべて劣ること。でも圧倒的に安い。
銀マット=旅というイメージが強く、これを自転車にくくりつければ「兄ちゃん自転車で旅してんのか?頑張ってんな!」と声をかけてもらえる…はず。
2020年2月時 販売価格 |
約750〜1,300円 |
重量 | 295g |
製品サイズ | 180cm×60cm×厚さ8mm |
収納サイズ | 長さ60、直径20cmくらい |
その他 | バンド付き |
ウレタンマット
ウレタンマットはなんといっても、手軽さと耐久性が持ち味。
少しかさばりますが、1ヶ月以上の長旅では安心です。やせ型の人は少し地面の硬さを感じてしまうかもしれません(私は感じたのでエアーのほうが好き)。シーズンとしては春〜秋がおすすめ、冬は断熱効果がものたりないと思います。
このボコボコしたマットを別名「クローズドセル」ともいいます。
R値とは
ちなみにここから「R値」というものがでてくるのですが、かんたんに言うと
断熱効果がどれくらいあるかの指標
つまりR値が高いほど断熱効果がいいもので、底冷えしにくいです。
【CAPTAIN STAG】
EVAフォームマット
ウレタンマットでもキャプテンスタッグはいいものを出してくれています。
なんといっても、270gという軽さは衝撃的、しかも安い。断熱性などの性能面ではほかに劣るものの、コスパは抜群。Amazonでの評価も高いです。銀マットにするかこれにするかで迷うひとは多いハズ。
2020年2月時 販売価格 |
約2,150〜2,800円 |
重量 | 270g |
製品サイズ | 182×56×厚さ2cm |
収納サイズ | 56×13×12.5cm |
その他 | バンド付き R値:不明 |
【Mozambique】
アウトドアマット
Mozambique(モザンビーク)というブランドです。調べても公式サイトがでてこない謎な会社です。
見たところ、つぎに紹介するサーマレストのマットをパクった参考にしたようなマット。ただの類似品かとおもいきや評価は高く、性能的には十分なようです。念のためレビューをサクラチェッカーで調べましたが、サクラ率はひくかったです。
2020年2月時 販売価格 |
約4,600〜5,000円 |
重量 | 約495g |
製品サイズ | 183×56×厚さ2cm |
収納サイズ | 83×13×12cm |
その他 | R値:2.6 収納袋が付属 |
【THERMAREST】
Zライトソル レギュラー
THERMAREST(サーマレスト)は世界ではじめてインフレーターマットを作った、伝統あるブランド。
このZライトシリーズは1989年から作られている息のながいシリーズ。これだけながく使用されているということはいいモノである証拠。すぐれた断熱効果とクッション性はさすがです。私も最初に買ったのはこれです。レギュラーとスモール(小さい)があるので、買うときに間違えないように。
ぼくは結局エアーマットを旅にもっていったのですが、その理由として
①かさばる
②横むきに寝ると地面のカタさを感じる
という理由からです。好みの問題ですね。
2020年2月時 販売価格 |
約6,700〜7,000円 |
重量 | 410g |
製品サイズ | 183×51×厚さ2cm |
収納サイズ | 51×15×13cm |
その他 | 収納袋なし R値:2.6 スモールは130cm |
エアーマット
使うときに、空気をいれてふくらませるマット。
軽量でありコンパクト、寝心地もいい(好みはわかれるフカフカ系)。しかし、自分で空気をいれなければならず、ひとによっては重労働。しかも一部がやぶれたら使いものにならないリスクあり、長旅には不向きかもしれません。
ぼくはこれが一番好きなので使ってますが、人気がないのかネットにはあまり情報がないです笑。
【Naturehike】
インフレータブルスリーピングマット
Naturehike(ネイチャーハイク)は中国のメーカーですがあなどれません。低価格・高品質を重視しており、評価はとても高いです。
最初にいっておきますが、Amazonのエアーマット商品は魔境です。ワケのわからん中華メーカーがサクラレビューとともに咲きみだれています。なので、ぼく自身が買って満足しているこの商品のみ紹介します。
使った感想として、空気をいれるのはそれほど大変ではありません。5分もかからずに入ります。そして空気もすぐぬくことができるので撤収ははやいです。なにより収納サイズが小さく、ぼくの相棒です。枕つきと枕なしがあるのでお好きなほうをどうぞ。個人的にポンプバッグは使い勝手わるいのでいらなかったです。
2020年2月時 販売価格 |
約3500〜5000円 |
重量 | 420g |
製品サイズ | 198×59×6.5cm |
収納サイズ | 30x直径10cm |
その他 | 枕ありとなしがある 収納袋あり |
インフレーターマット
マットの中にスポンジがはいっており、バルブをあけたら半分くらい自動で空気が入る。いってみればウレタンマットとエアーマットのいいとこ取り。
寝心地がよく、断熱性も高いのでいろんなサイトでオススメされている。しかし、値段が高い、重い、空気ぬきが面倒というデメリットもお忘れなく。今回はわりと安い、そこまで重くないといった商品を紹介しています。
【THERMAREST】
トレイルスカウト R
インフレーターマットといえばTHERMAREST(サーマレスト)です。
各種インフレーターマットを販売していますが、このトレイルスカウトは一番リーズナブルなタイプ。しかし性能としては申し分なく、R値も3.4とウレタンマットより高いです。入門編としてはこのうえなくいい一品ではないでしょうか。
2020年2月時 販売価格 |
約8,800〜9,000円 |
重量 | 630g |
製品サイズ | 183×51×厚さ2.5cm |
収納サイズ | 28×直径14cm |
その他 | 収納袋あり R値:3.4 |
【ISUKA】
ピークライトマットレス 180(全身用)
THERMARESTと双璧をなすのが、ISUKA(イスカ)のマット。
あざやかなブルーで見ためもキレイです。先ほどのサーマレストのマットにくらべて軽くて収納サイズが小さいのがいいところ。ただし、全長が175cmとすこし短いので体が大きいな人には不向き。どちらにするかは見ためなどの好みでいいかも。
2020年2月時 販売価格 |
約9,000〜9,900円 |
重量 | 580g |
製品サイズ | 175×50×厚み2.5cm |
収納サイズ | 26×直径13cm |
その他 | 収納袋あり |
【mont-bell】
U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 180
みんな知ってるmont-bell(モンベル)のインフレーターマット。
mont-bellはお店が多いので、寝心地を気軽にためせるのがいいところ。お店で寝てみましたが、寝心地よかったです。テントや寝袋もついでにみれるので、一度は足をはこびたいですね。
mont-bellはAmazonなどの通販サイトに商品があまりないので、公式サイトかお店で買うことをおすすめします。
2020年2月時 販売価格 |
9,500+税 円 |
重量 | 681g |
製品サイズ | 180×50×厚さ2.5cm |
収納サイズ | 25cm×直径16cm |
その他 | 収納袋あり |
まとめ
以上、自転車旅にピッタリなマットをまとめさせていただきました。
マットは個人によって、合う合わないがはっきり分かれるアイテムだと思います。
まずは1つ買ってみて、自分にベストなマットを探してみてください。
短期、長期の細工キャンプには総合的に検討するとベスト1はどれですか
コメントありがとうございます!いま考えると総合的にベストなのは【THERMAREST】トレイルスカウト Rかなと思っています。やはりかさばらないのと快適性を考えるとインフレーターマットになると思います。